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どーも、ゆー。です。

6月ですが、かなり暑くなってきました。
もう夏ですね。あまりに暑すぎて外に出るのも億劫になってきます。

しかしそんな中、カメラ講座でみんなで植物園に行きせっせと写真を撮っていました。

 

そんな講座の中で生徒さんの一人に

「写真を撮っていて『飽き』に近いものを感じてて、撮るものに新鮮味を感じないんですが先生はそういう時どうされてますか?」

と質問をされました。

 

カメラや新しいレンズを購入した時は写るものが全て新鮮で、こんなに綺麗に撮れるんだ!と感動しますよね。

そして確かに、それに慣れてくると「こういう感じの写真が撮れるだろうな」って景色を見ただけでイメージできるようになります。

思い通りの写真が撮れた!!というのももちろん楽しいんですが、それも慣れがどこかでやってきてしまうんですね。

じゃあ、飽きない写真とはなんなんだろう?と考える悶々とした日々が僕にもありました。

 

「この人の写真なんだかずっと見てられるなぁ」と感じた写真家の人たちはどんな写真を撮ってるのかを僕なりに研究していったんですね。

そうすると一つの答えが出てきたんです。

それが『撮り続けること』だったんです。

えぇ、、結局そこなんんですか?という声が聞こえてきそうですが笑

この『撮り続けること』とは別に「根性で乗り切ってください」と言いたいわけではなく
同じモノ、ヒト、コトを撮り続けてみてください
ということなんです。

僕はよく生徒さんに
「写真に物語を意識してください」
と伝えてます。

それはまさにこの撮り続けることにも続いていくんですが
物語とは『そのものの厚み』でしか表現できないんですね。

綺麗なものだけを追いかけてもそこにあるのは「綺麗なものを見てほしい」という承認欲求や一時の幸せしか得られません。
しかし、なんでもない風景だったとしてもそこに物語があれば人は撮り続けることができるし、「ずっと見てられる写真」になるんじゃないかと僕は考えています。

僕は家族写真が好きですが、なぜ撮り続けているのかを考えた時に、撮るたびにそこには厚みが増していくからだと気づいた時にもっとこの仕事に誇りを持とう!って思えたんです。

もしかしたら断片的な写真かもしれませんが、積み重ねていけばそれは『厚み』になり『物語』になるわけです。

毎年結婚記念日に撮らせてもらってご家族がいるのですが毎年変わって、毎年素敵になっていっています。
写真は一瞬を切り取るものかもしれませんが永遠に続く映画を見てるような感覚でもいれるんです。

最後にその生徒さんには
「定点観測をしてみるのがいいと思います。『その時だけの写真』ではなく『5年後、10年後まで見てみたい写真』を同じ構図で撮り続けるのも面白いと思いますよ」
と伝えさせてもらいました。

 

写真を撮り続ける参考になってたらいいなと思います。

 

 

というわけでゆー。でした✨

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