家族を撮ることは歴史を撮ること
どーも、ゆー。です。
僕には今5年ほど写真を撮らせてもらってるご家族がいます。
糸島で農業を営む大村家のみなさんです。
最初奥さんのなおみさんとは歩いて日本一周の旅を通じて知り合いました。
初めてお会いした時はなおみさんも独身で今の旦那さん、マサさんとは彼氏彼女の関係。
ちょうど旅が終わった時に僕は農業をしたいと思って糸島市へ行ったんですね。
結局カメラが楽しすぎて農業の道は外れてしまうんですが。。
でも大村家にはよく家に泊まりに行ったり、ご飯に連れて行ってもらったり、色々と良くしてもらってました。
関わらせてもらう中で自然体のお二人に
「なんだか憧れる関係性だなぁ」
って思ってたんです。
で、そのうち二人が結婚して第一子が誕生しました。
名前は「草太くん」
本当に可愛いし、新生児ってなんでこんなに尊いんだろう。
その時なおみさんに
「ゆー。くんよかったらこの子のお宮参りを撮って欲しいんだ」
って言われ
当時僕は
「これからプロのカメラマンとしてちゃんとお金をもらって活動する!」
と決めたばかりの時だったので
「撮影の依頼だ!!でもお世話になってる人からお金をもらうなんて。。ど、ど、ど、どうしたら良いんだ?」
って考えてました。
結局自分からはお金の話を切り出す事ができず当日に。
撮影に関しては、なんとか頑張って撮ったって感じでした。
どう立ち振る舞ったら良いかわからず
「どこまで入っていっていいのかな?」
「シャッター音うるさくないかな?」
「マサさんのお父さんお母さんと何話したらいいんだ?」
「ちゃんと撮れてるのか?」
「ちゃんともっと下調べしとけばよかったあああああああああ」
とかもう頭の中はそんなことばかり。
でも日頃からお世話になってる人とこんな風に関わる事ができるカメラマンってすごいと肌で感じていました。
出来上がった写真を見てもらって、なおみさんから
「私にとって子どもとの記録写真はホントに特別なものだから、凄く嬉しいよ!ありがとう!ゆーくん」
そう言っていただいて、封筒に入ったお金を渡されました。
「もももももらってしまった。。。」
(今見返すと写真の撮り方とか構図とか色々未熟ですが。。)
その時、僕の胸の中があったかくなっていくのを感じました。
嬉しいでもワクワクでもないジワ~っと広がっていく感じ。
この感覚を味わうためにカメラマンやってるのかもしれないです。
それから大村家とは長女彩葉ちゃんのお宮参り(草太くん超大泣き)
草太くん七五三
次男の風太くんまでお宮参りを撮影させていただきました。
こうやって撮影に臨む度
「あんなに小さかったのになぁ」
って思います。
子どもの成長は早いって言いますが、ホントにそうですね。
そもそも自分がそう言われていた立場でしたが、今度は自分がそう言う立場になっていくんだなと。
こうやって写真を見返していくと、写真は家族というより歴史を撮らせてもらってる気がします。
「この時はこうだった」
「この写真変な顔してる!」
「そういえばこの時大変だったよね〜」
っていうものこそ写真だと僕は思っています。
今ではマサさんのお父さんお母さんが僕の結婚をお祝いしてくれたりと
「あの時の俺!ちゃんと仲良くやれてるよ!」
って言ってやりたいです(笑)
大村家の方々に
「次会うのはこの子たちの七五三の時やねぇ〜」
と、その一言が僕のモチベーションにも繋がってるなぁと思うんです。
今後も僕に依頼をくれるご家族の歴史を撮って行けたら嬉しく思います。
そして大村家のみなさん、いつもありがとうございます✨
ゆー。でした。
大村家の営む農業のInstagramはこちら
https://www.instagram.com/mura_farm
糸島市ふるさと納税返礼品もやってるみたいです〜。
https://item.rakuten.co.jp/f402303-itoshima/afd001/