僕にとって写真を撮るということ
ゆー。です。
僕にとって写真を撮るっていうのは、仕事でもあるんですがそれ以上に生活の一部でもあります。
よく「ゆー。君ににとっての良い写真って何?」って聞かれたりするんですが
少し前までは「物語」って答えてました。
この一枚でどれだけ語ることができるのか、その写真の背景の部分ですね。
それをとにかく追求してました。
それが本質だと思ってましたし、そうであってほしいという願望もありました。
でも最近は少し違ってきてます。
自分一人だけではなくいろんな人が関わってくると絶対に自分一人だけで作り上げる物語って限界があります。
じゃあ何が重要になってきたかと言うとそれは
「ちょうどよさ」です。
その人にとってのちょうどよさ。
写真って僕自身が満足するだけじゃなくて、見る人、クライアントさん、お客さんまで満足しないといけない。
もっと言えば、撮影に関わってくれるスタッフの人も含めて。
そこには全部が無理のないちょうどよさが求められるんだなぁって感じるんです。
今自分にとっての居心地の良い空間や作品ってありますよね?
それって歳を追うごとに変化していってると思うんです。
それを写真で表現できたらと思ってます。
よく「私が撮った家族写真どうですか?」と聞かれる方がいます。
それはもちろん良いに決まってます。
アドバイスが欲しい場合は答えますが、基本的にはあなたの撮る近しい人の写真は間違いなく良い写真です。
じゃあ僕が写真を撮る理由って
「自分にしかない目線で写真に収める」ってことなので結果的に求められるのはその人の世界観なんですね。
まとめると「人にはちょうどよさ」を、「作品には世界観」を求められてるってことになるのかなと。
また年数が経つとこの答えは変わってくるかもしれませんが今の所そんな感じです。
今写真の依頼をいただく方もどちらかと言うと、僕の世界観に写ってみたいと言う方が多いです。
有り難いです本当に。
なので最近はお客さんと言うよりも「一緒に作品を作り上げていく人」と言う目線で見ています。
そのほうが楽しいんです。
楽しんだ方が良い写真が撮れるんです。
だから僕にとって写真は仕事というより生活の一部です。
これからもそういう写真が撮っていけたらと思っています。