「お客さんが写真に感じてる価値ってなんだろう」って考えてた話
どーも、ゆー。です。
最近やっと春めいてきて、お出かけ日和になってきました。
なんか色々と外に出たくなる時期でもありますよね。
僕は奥さんと地元の川沿いに咲く桜並木を見に行きました。
桜が好き過ぎて将来は桜前線を追いかけるのが夢です。
と、いうわけでタイトルの話なのですが。
僕はずっとお客さんが「ゆー。さんの世界観が好きです」と言ってくれることに
「なんで?」と思ってました。
「世界観にお金を払う」ということが理解できなかったんですね。
「そんなぼんやりしてるものにみんな価値を感じてるの?よくわからん。。」
って感じです。
そこで自分なりに色々調べてみました。
『価値』の正体ってなんなんだろうって。
まず、現代の人って機能的なものではほぼ価値を感じられなくなっているそうです。
どういうことかと言うと、例えば家電量販店に行って店員さんから
「この掃除機は〇〇という機能があって、〇〇くらいの節約ができて、音も静かで、吸引力もうんちゃらかんちゃら。。!」
って説明受けても
「そうですか。。で、おいくらですか?」
ってなりませんか?
つまり
「良い製品であることは大前提になってて、あとは値段と『デザイン性』を見るしかない」
ってわけです。
家電って特に「デザインが可愛いからorかっこいいから」みたいな感じで選ぶんじゃないでしょうか?
少し前みたいに、性能の良さで選ばれなくなっちゃってるってことなんですね。
これを「機能的価値」と言うそうです。
カメラマンに機能的価値を置き換えるなら、それは撮影の技術だったんだと思います。
でもその技術って正直言って、一般の人からしたらよくわかりません。
僕もよくわかりません。
「なんかすごいことやってんだろうなぁ~」
くらいだと思います。
じゃあお客さんって他にどんな価値を感じてるのかと言うと、それが前述した「かっこいい」とか「かわいい」と言った『情緒的価値』と呼ばれるものだそうです。
この『情緒的価値』を知った時に「そう言うことだったのか」と腑に落ちたんですね。
これって簡単に言い表すなら
「形容詞で表せられるもの」
だそうです。(い)で終わる単語ですね。
・かっこいい
・かわいい
・白い
・おもしろい
・冷たい
・楽しい
などなど
で、これを僕の写真に当てはめた時に
・優しい
・温かい
・懐かしい
の3つで構成されてると感じたんです。
多分HPやSNSで表せられるのは3つくらいが限界じゃないかなと思っていて、それ以上だとすごく大味なものになってしまいそうです。
「かっこいい」と「かわいい」が同居しないイメージですね。
で、何が言いたいかというと僕のところにきてくれるお客さんはこの3つに価値を感じてくれる人が来てるということなんだなってことです。
よくお客さんに
「ゆー。さんの写真は温かみがあって好きです!」とか
「写真を見てたら優しい気持ちになりました!」とか
あぁ、それこそ僕の求めてた世界観だなぁって。
それは『共感』とも言いますが、まさにそこに共感してくれる人が来てくれていると感じます。
でもたまに
「ゆー。さんのその中性的な感じが良かったです」
と言っていただくこともあるんですが、それも僕の世界観を構成する価値の一つなんだなって思います。
『ゴリゴリのアーティスト感』のある人よりも
『ちょっとふわっとしたその辺にいる青年感』の人に撮ってもらいたいって思う人は多いです。
逆に僕が写真撮ってもらうならそういう人がいいです。
なので、まとめるとお客さんが写真に感じてる価値というのは
・情緒的な価値
優しい、懐かしい、温かいといった写真から感じる僕の大切なものに共感してくれていること。
・提供してる人自身の価値
その人がどんな雰囲気かで決めてる。その人自身の出してる人間性や価値観によって決まる。
といった感じです。
と、いうわけでちょっと思考の整理も含めて書いてみました。
ブログを読んで何か発見があったら嬉しいです。
ゆー。でした!